日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録

庭に咲く花。中でも日本桜草の容姿に
ついて、画像を見ながら観賞していき
たいと思います。

さらに名刹めぐり、旅の記録をとりま
とめてみたいと思います。

2015年7月のブログ記事

  • 桜草の夏場は涼しい日陰に:花の名は「初音」

       梅雨が終わりいよいよ盛夏、鉢植えの桜草は    暑さを嫌います。    それでできるだけ風通しの良い涼しい日陰が    良いのですが、庭のスペースや鉢の数によっ    てはそうもゆかず、結局よしずや寒冷紗等で    遮光をしてやります。    さらに水やりが大切な仕事です。    夏場は乾燥... 続きをみる

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  • 江戸時代からの稀品:色彩美の「玉珊瑚」

       桜草の玉珊瑚は、江戸時代から稀品として高く    評価されてきました。    玉咲の代表的な名花で、花房は細長く少し垂れ    気味に咲きます。    特に、花弁の色彩の美しさは格別で、誠に見事    な色合となります。    江戸時代は、玉珊瑚の簪(かんさし)が多く使    われていたよう... 続きをみる

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  • 初々しい少女の好み:鴇色の「朱鷺の雛」

       朱鷺(とき)も鴇(とき)も同じ鳥の意味ですが、    一般的に鳥の場合は朱鷺の字を使い、色の場合は    鴇の字が使われているようです。      桜草の朱鷺の雛(ときのひな)は江戸時代からの      名花と言われ、初々しく、しかも品があるので今      だに愛好者も多く、桜草に朱鷺に勝... 続きをみる

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  • 花名のとおりにはいかぬ:か弱い「大力無双」

    「だいりきむそう」とは大層な花名です。桜草の場合 品種が固有名詞なので、どんな花名を付けようがどう ぞご随意に、とは思うのですが。 それが この大力無双は、江戸時代からの古花で逸品 と評価され、今に伝わる名花なのです。 しかしながら育成に当たっては性質が弱く、繁殖力も 弱いとされています。 花は豪... 続きをみる

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  • 桜草の出会いは奈良の高鴨神社:写真は「秋茜」

        何年前になるのでしょうか。   若い頃、名刹巡りで京都、奈良へよく旅をしました。   その一つが、葛城山、御所側の山里です。   近鉄御所から五条まで道のりは十数キロ程、その途中に   高鴨神社があります。   40年程前、ここで初めて日本さくらそうに出会ったの   です。   ”いい花だ... 続きをみる

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  • 婦人の礼服:十二重にのこる「唐衣」

      7月17日、台風11号は四国に上陸し日本海に抜けた。   この影響で大阪は大雨が降り続いた。   我が家ではさほどではなかったが、庭に咲く花はかなり   のダメージをを受けた。    さて、今日のテーマは唐衣(からごろも)です。   桜草の唐衣は、謡曲中からの命名、と なにかに記され   てい... 続きをみる

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  • 庭に舞い:花に寄り添うアゲハ蝶

          蝶。 なかでも、アゲハ蝶 が、    生暖かい季節の風を受け、花から花え、    ひらりひらり舞う姿には、何とも言えない    風情がある。    蝶を追っかけ、なんとか写真におさめようと、    すると、またひらりひらりととんでいく。 一番 多い アゲハ蝶 アゲハ蝶 クロアゲハ キア... 続きをみる

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  • グロリオサ満開:負けじと「鬼百合」の競艶

       山で咲いている「鬼百合」のムカゴを持ち帰り、庭にばら    撒いて十数年、今は庭のあちこちに育ち、賑やかに花を咲    かせます。   百合は大好な花で、以前より「笹百合」「山百合」「カサ   ブランカ」等、園芸店で買い何回も植え付けてきました。   それが殆ど失敗の繰り返しで2・3年で消え... 続きをみる

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  • 一度でいい、月の明かりで見てみたい:はかない恋の「月見草」

            庭に咲く月見草(午後7時頃) 竹久夢二の夢のロマン「待てど暮らせど来ぬ人を  宵待草のやるせなさ今宵は月も出ぬさうな」 「待宵草」の別名は「宵待草」と呼ばれ、 花の色は黄色です。 太宰治も好んで題材とした(富嶽百景 「富士には 月見草がよく似合う」これも「待宵草」だとされ ています... 続きをみる

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  • さっぱり分からぬ倍数体品種:三倍体の「目白台」・「天女」

        桜草にも倍体品種があるそうです。     あるそうです--とは--私にはとても難しくて理解できないし、     説明もできないからです。     桜草資料によると     三倍体:白鷲・駅路の鈴・隠れ蓑・獅子頭・目白台        ・嵐山・天女等     四倍体:大和神風、     二倍... 続きをみる

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  • 夕の色にはよどみあり:おとな好みの「金田の夕」

    桜草は、新花として承認されると、その花名は代々、 愛好家のよって引き継がれ栽培されていきます。 それゆえに新花作りの作者は、真剣に花名に取り組ま れることと思います。                 この「金田の夕」もそれなりに意味があるのでしょうが、           「夕」と言う言葉のはしか... 続きをみる

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  • 毒性の花に勝るものはなし:庭の主役グロリオサ

    庭のあちこちに華やかなグロリオサの花が目立ち始めました。 グロリオサは「炎のゆり」と呼ばれるように、燃えるが如く 咲き乱れています。画像も、花が華やかなのでそれに合わせ て少し飾ってやりましょう。 グロリオサの球根は、ヤマイモやナガイモに似ており最初は、 植え付けるとき、どちらから芽が出るのか分か... 続きをみる

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  • 誰もが感じる自然の美:ネーミングがいい「遠山桜」

                        遠山桜といえば、まず遠山の金さん「この桜吹雪、      散らせるもんなら散らしてみろぃ!」と啖呵を切      り片肌を脱ぎ、桜の彫り物を見せ、「この桜吹雪      に見覚えがねぇとは言わせねえぜ!」となる。      遠山桜は、遠方の山に咲いている桜の... 続きをみる

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  • 七月一日:庭に咲く花

    7月1日、朝から風雨が鳴いた。 小さな菜園の、なすび きゅうり トマト の 支柱は傾き、葉っぱに大きな傷を負った。 順調に育って 今 収穫期に入ったばかりなのに。 毎年のことながら、何時かは 自然が荒れる、 それを見込んで畑に鍬をいれる。 趣味の 野菜づくりで このショック。 農家の苦労は大変でし... 続きをみる

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