日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録

庭に咲く花。中でも日本桜草の容姿に
ついて、画像を見ながら観賞していき
たいと思います。

さらに名刹めぐり、旅の記録をとりま
とめてみたいと思います。

2015年8月のブログ記事

  • 鉢植え桜草の用土:桜草は「小桜源氏」

       それぞれの植物には、生きるためにそれぞれの環境に    属した用土に上に成長します。    野生種の桜草は、絶減危惧種とされており、自生地は    行きとどいた保護を行なっていますが、残念なことに    近畿では自生地はありません。    野生種は衰退の状況にあるのですが、逆に改良種はます ... 続きをみる

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  • 鉢植え桜草のバランス:「金秀花」

    桜草の鉢植えは、5号鉢に4芽植えが丁度バランスが取れて よしとされるが、4芽揃って成長し花が咲くとは限りません。 私の場合4芽植えで4芽揃うのは2/3程度となり、あまり確率 はよくありません。 悪い原因は、植え方か、芽そのものか、土壌か、育成上の技量 不足が考えられますが、もともと愛情不足(取り扱... 続きをみる

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  • 白地を染める「花摺衣」

        昨日はネット麻雀(Maru-Jan)で、倍役満:大四喜(だいすうし)   {東東東:南南南:西西西:北北北:△△} を上がり、      一日中気色最高。      今日もあしたもその「つき」が続きますように。    8月も後わずか、今は桜草の手間が一番かからない時期ですが、   雑草が生... 続きをみる

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  • 見て呉れ最高:私ごのみの「紅霞」

       紅霞(こうか)は 夕日を受けて西方の空が燃えるような    紅色に染まった雲のこと、雲も霞もここでは同義語なので    す。    桜草ではこの品名を、紅霞(こうか)とは読まずに    「べにがすみ」とよんでいます。    紅霞は、紅色が特に冴えてとても美しい花です。花弁は桜弁    で紅色... 続きをみる

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  • ひと時の夕焼け空に魅せられて:「夕景色」は如何に

      夕景色ですぐ頭に浮かぶのは童謡「赤とんぼ」の絵本。    日が落ちる西日を浴びて、赤とんぼを追っかける子供の姿。   大人は「夕焼け空が真っ赤っか」・・・・・と酒を酌み交わし   ながらカラオケで歌い、実際の夕焼けを見ることはない。      それから---   定年後にやっと時間から解放され... 続きをみる

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  • 遊女太夫は命とりの床上手:「夕霧」にたくして

    私の定年が終わり、第2の就職先が大阪中央区の谷九にありました。 仕事の範囲は大坂南の区域で、自転車または歩いて回った懐かしい 地域です。その隣接に新町がありそこもついでによく出入しました。 その地域を、産経の記者のデイリーコラム覧が、興味のある記事を 載せていたのでその一部をお借りし紹介します。 ... 続きをみる

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  • 春を告げる小鳥のさえずり:「鶯宿梅」

      鶯は、夏は山地の低い林で繁殖し、冬から春にかけ   平地に降りて来ます。そして春を告げる小鳥として   美声でさえずります。さえずりでは情感的すぎるの   で春に鳴くとしましょう。   この鳴き声を楽しむために、古くは かなり飼育され   たのですが、今は鶯も目白も保護鳥になり飼育出来   な... 続きをみる

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  • 林檎のような赤いほっぺの女の子:「紅児童」

      紅児童?いや~こんな言葉は聞いたことありませんね。   でも花名は 何でもありの桜草、紅児童は新種だけに、   固有名詞はどんな造語も有りにしましょう。   紅児童とは、アニメの世界で 昔、殿に使えた可愛さ   抜群の小姓とか、北国の赤いほっぺの女の子を、特に   「おしん」のような女の子が思... 続きをみる

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  • サクラソウの呼称について:桜草は「千鳥遊」

       西洋のプリムラも「サクラソウ」と言います。    日本のサクラソウも「サクラソウ」が正しいようです。    でもこの呼び方では「日本」と付けなければ区別がつ    きませんそのため、    西洋のプリムラを「西洋サクラソウ」またはプリムラと言い、    日本のサクラソウを「日本サクラソウ」と... 続きをみる

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  • 絞り入りの珍種:「前代未聞」

      前代未聞とは、今まで一度も聞いた事がない とか   非常に珍しいこと の意味でしょうが、桜草にもそ   んな花名があります。   どちらかというと「非常に珍しい」の感じに近く、   その特徴として花模様に絞りが入っていることで   す。桜草では花に絞りが入っている品種は非常に   少ないのです... 続きをみる

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  • 同じ花なのに:「綴錦」「花車」「大孔子」とは

    今年も異常気象なのでしょうか、8月に入り35度 前後の猛暑が1週間ほど続いています。 夏場の桜草は、鉢土の葉がすっかり枯れて何もあり ません、ただ雑草が生えるので取り除きましょう。 葉がないからと油断してはいけません。根茎はしっ かり生きているので特に潅水に心がけることです。         綴錦... 続きをみる

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  • 薄紫は、ほんにやさしい:「夜半の月」

        桜草の花名は、登録して承認されれば何でもありの     ようですが、この、夜半の月(よわのつき)はイメ     ージとして同調できる、やさしいソフトな花模様な     のです。     夜半の月とは、夜中に出る月のことで、会話で使う     ことはまずありませんが、俳句など、詩的な情景を ... 続きをみる

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  • 誰もが歌った童謡:それは「朧月夜」

     国民小学校で習った朧月夜、私たちの年代は  誰もが口ずさむことの出来る名曲です。   1、菜の花畠に、入日薄れ   見わたす山の端(は)、霞ふかし   春風そよふく、空を見れば、   夕月かかりて、にほひ淡し   2、里わの火影(ほかげ)も、森の色も   田中の小路をたどる人も   蛙(かはづ)... 続きをみる

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  • 品位あり、繊細で可憐:その名は「銀覆輪」

       覆輪(ぷくりん)とは、骨董品(金物)などに施さ    れている、飾りのようなものと思っていましたが、    思い違いをしていたようです。    覆輪とは、金物は勿論、衣類にも、植物にも多く使    われている用語で、外側の部分が、ほかと違う色で    縁どられているという意味でした。    ... 続きをみる

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  • 作出した花を褒める:それが「賛歌」かも

      賛歌は神をたたえる歌と聞いていますが、神さまでも、   オリンピックも、愛、そして青春でも、後に賛歌とつけ   れば、それぞれをほめたたえる歌となることでしょう。   昨日は、久しぶりで結婚式などでよく聞いた「愛の賛歌」   を「you tube」で聴きました。   日本でもシャンソン歌手でな... 続きをみる

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  • 盛夏、涼を求めて白はいかが:純白の「宇宙」「白梅」

    農藝雑話「桜草の話」 (113年前) 素(も)とは野生の桃色の小輪の一種で御座いましろーが  人智の恐るべき注意と淘汰とに依りまして幾多の銘花を出 しました 而してこの花の開きまする頃は恰度(てうど) 餘の花の休んで居る時分 則ち切れ間で御座いますから盆 養に致しまして極めて清艶なるもので御座いま... 続きをみる

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