名刹の旅 no46 : 永平寺
★ 永平寺境内から寺社内に入る
★ 傘松閣の天井画
福井県は、海と山に囲まれた自然豊かな観光地が沢山あります。
その中でも特に「東尋坊と永平寺」は有名で、東尋坊は日本海の荒波を
受けて、奇っ怪な岩肌がおりなす名所であり、永平寺は深閑とした自然
豊かな寺院で、坐禅を組み修行をする名刹であります。
我が家から福井県の観光は、まず「あわら温泉」で一泊しての観光です。
そこで今日は曹洞宗の大本山である永平寺を参拝します。
永平寺は境内は約10万坪の広さをもち、樹齢700年といわれる老杉
に囲まれた静寂の中にあります。
★ 寺社前から永平寺の境内に入る
境内には山門、仏殿、その他70程の堂宇があるといわれ、その間を
回廊で結ばれいるので、拝観して回るにはまことに都合のいい配置と
なっています。
永平寺は、今から約760年前の寛元2年(1244年)に道元禅師
によって開創された出家参禅の道場で、現在でも常に二百余名の僧が
日夜修行に励んでおり、坐禅、作務にいたるまで 厳しい修行が課せら
れると聞きます。また参拝者も坐禅の体験修業ができると聞きます。
それではまず寺院内の拝観です。
総ての堂宇が回廊で結ばれているので迷うことなく一連の堂宇を拝観
することができます。中でも大広間の傘松閣は156畳あるといわれ、
天井には花鳥図の彩色画230枚が、まことに色彩豊かにはめ込まれ
ています。
★ 永平寺の勅使門(唐門)
★ 清められた境内
★ 一文字廊と仏殿
★ ふれあい観音 : なんともいえない頬のふくらみ
「永平寺」という寺号は、仏法が伝わったときの元号である「永平」
に由来するそうです。平和が永久に続くという願いでしょう
所在地:福井県吉田郡永平寺町志比5-15
山号 :吉祥山
宗派 :曹洞宗
寺格 :大本山
本尊 :釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来
創建年:寛元2年(1244年)
開山 :道元
開基 :波多野義重