名刹の旅 no48 : 矢田寺
★ 本堂
★ 本堂を横から
奈良県の、あじさい寺として有名な「矢田寺」には、境内に
約10,000株、約60種のアジサイが植えられており、また別称
をあじさい寺といいます。
私が訪れたのは、季節はずれの今年の3月下旬、いまだ何も
ない平凡な風景で、寺社内は全くひっそりとしています。
矢田寺は、奈良県大和郡山市にある高野山真言宗の寺院で、
山号は矢田山。正式の寺号を金剛山寺といいます。
寺伝によれば、天武天皇の勅願により天武天皇8年(679年)
に智通が開基して、七堂伽藍四十八坊を造営したとあります。
その後の戦乱などにより多くを焼失し、現在は矢田寺北僧坊、
矢田寺大門坊、矢田寺念仏院、矢田寺南僧坊の4つの僧坊を
総称して矢田寺と呼ぶそうです。
★ 大門坊
★ 南僧坊
★ 念仏院
★ 北僧坊
駐車場から、寺院の山門まで狭い道路の坂道を登り、山門か
ら石の階段がかなり続きます。登りきると本堂を正面となり
寺社の全景がが映し出されます。
★ 駐車場からの眺め
★ 駐車場から山門までの坂道
★ 山門
★ 山門から石の階段
★ 石段の登り正面に本堂
矢田寺は、背後の山を借景にした境内の広がりと、落ちついた
寺社の雰囲気が自然の中に溶け込みます。
変わったところでは寺社内に春日神社があり、矢田寺の鎮守して
祀られており、本殿は重要文化財に指定されています。
★ 本殿前の参道
★ 春日神社(矢田寺の鎮守)
★ 鐘楼
季節外れであまり目立たない寺社ですが、さぞあじさいの咲く
頃は見事なことだろうと想像されます。
所在地:奈良県大和郡山市矢田町3506
山号 :矢田山
宗派 :高野山真言宗
本尊 :地蔵菩薩(延命地蔵菩薩、重要文化財)
創建年:天武天皇8年(679年)
開基 :智通、天武天皇(勅願)
正式名:矢田山 金剛山寺