日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録

庭に咲く花。中でも日本桜草の容姿に
ついて、画像を見ながら観賞していき
たいと思います。

さらに名刹めぐり、旅の記録をとりま
とめてみたいと思います。

名刹の旅 no49 : 鞍馬寺


       ★ 本殿(金堂)


牛若丸は7歳の頃に鞍馬寺に入山し、昼間は仏道修行、夜は僧正ガ谷で
天狗に兵法を授けられ、16歳の頃鞍馬寺を出て奥州平泉に下ったと言
われています。


この伝説の多い悲劇の勇者「牛若丸」を訪ねて、鞍馬山に一度は登って
みたいと思っていました。その思いが叶ったのは二十数年前であります。


鞍馬寺は、京都府京都市左京区鞍馬本町にある寺で、そこへ行くには、
叡山電車の出待柳駅から乗り、終点「鞍馬駅」で降ります。
そこから少し歩くと、素晴らしく立派な鞍馬寺の「仁王門」に到着し、
周囲は全く自然豊かな深山風景となります。


ここから金堂まではかなり距離が有り、登り坂となりますが、楽なコー
スとしてケーブルカーで山門駅から多宝塔駅まで上り、あとは500M
程を歩いて金堂に達します。


 

          ★ 仁王門

 ★ 山門駅から多宝塔駅まではケーブルカーで

   ★ 多宝塔:ケーブルカーの終点は多宝塔駅

      ★ 金堂への参道


当寺は、鑑真和上の高弟である鑑禎(がんてい)上人が、宝亀元年(770年)
にこの地に草庵を造り、毘沙門天を安置したのが、鞍馬寺の創始であると
伝えられています。
伝説として奈良時代末期の宝亀元年(770)に、鑑禎上人は、正月4日
寅の夜に、夢で白馬に乗り鞍馬山に登山しているときに、鬼女に襲われた
ところを毘沙門天に助けられ、毘沙門天を祀る草庵を結んだとあります。


したがって本尊は毘沙門天で、寺では「尊天」と称しています、「尊天」
とは毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体の本尊であると
言います。


     ★ 参道途中からの展望


まず金堂に参拝し、険しい奥の院参道に入りますと、ほどなく「息つぎの水」
と名付けられた場所があります。牛若丸が、天狗に兵法を習うために深夜
独りで奥の院道を急ぎ、途中で息つぎのために湧水を飲んだ場所とされてい
ます。


更に進むと「木の根道」といって、大木の根っこが路上に這いつくばり、
それは見事な象徴的な模様を描いています。これはこの辺り一帯の砂岩
が硬化したために根が地下に伸びることが出来なかったためで、牛若丸
もこの「木の根道」で兵法修行をしたと伝えられています。 


        ★ 木の根道

      ★ 背比べの石


いよいよこの先は牛若丸が天狗に剣術を習ったという伝説の場所「僧正ガ谷」
です。そこには「義経堂」があり、奥州で非業の死を遂げた義経の魂が、
懐かしい鞍馬山に戻り 安らかに鎮まっていると伝えられ、遮那王尊として
祀られています。


  

         ★ 義経堂

   

        ★ 奥の院魔王殿 


ここを通りすぎると奥の院(魔王殿)に至ります。「奥の院魔王殿」で
小休止をとり、あとは下り坂の山道です、約15分ほどて「西門」に着き、
ここで鞍馬山の山越えは終わります。


     ★ 奥の院から下り坂の古木


鞍馬山の山越えからすぐに貴船神社の風景となります。貴船についたら、
なんといっても貴船川の川床料理です。せせらぎの音を聞きなら料理は
なんと美味しいことでしょう。


      ★ 貴船迅社の裏手

       ★ 貴船神社の鳥居

  

     ★ 貴船街道 この横から貴船川に入る

★ 貴船川の上に川床座敷が設けられていて、そこで憩いの食事
  となる


所在地: 京都府京都市左京区鞍馬本町1074


山号 : 鞍馬山


宗派 : 鞍馬弘教


寺格 : 総本山


本尊 : 尊天(毘沙門天王・千手観世音菩薩・護法魔王尊)


創建年: 伝・宝亀元年(770年)


開基 : 伝・鑑禎



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