日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録

庭に咲く花。中でも日本桜草の容姿に
ついて、画像を見ながら観賞していき
たいと思います。

さらに名刹めぐり、旅の記録をとりま
とめてみたいと思います。

我が家で育つ「鉢植えの山野草」

私はいろんな花の中で、特に素朴な山野草が好きなのですが、いざ育ててみ
ると あまり目立たないせいかどうしても粗末に取扱ってしまう。


しかしながら山野草には野生の強靭さがあり、どっこい毎年生きていてその
存在を強く主張します。


             ☆ シシヒトツバ

            ☆ シシヒトツバ
山野草の愛好家からシシヒトツバを頂いた。それから十数年間育てたが、
いたって強健な植物で、ほおっておいても絶えることはない。見た目が
まっこと奇っ怪な容姿です。


シシヒトツバは江戸時代から改良された園芸植物だそうで、獅子葉ヒトツバ
とも呼ばれているとのこと。


 

          ☆ タンチョウソウ(丹頂草)

          ☆ タンチョウソウ(丹頂草)


春。葉っぱが出始める前に花茎が立ち上がり白い小花が密集して咲き出す、
そのあと蕾の先端が赤く染まっていく。その様子があたかも丹頂鶴に似て
いるところから名付けられたとのこと。
花の咲いたあとも八手に似た葉っぱで覆われ、葉そのものにも観葉として
の見応えがあります。


タンチョウソウは、ユキノシタ科の岩八手草のことだそうで、私宅では、
作り始めて十数年絶えることなく年々大株になり強健に育っています。


            ☆ ムサシアブミ

          ☆ ムサシアブミ
          ムサシアブミ(武蔵鐙)
花の形態が、馬具の「鐙(あぶみ:半円形の馬具)に似ているということで命名
さたようです。


我が家に来たのは30年ほど前 園芸店で、花の珍しさと、葉の美しさに惹かれ
購入し鉢植えとした。以来同じ鉢で土も替えずほっているが、毎年に春にはれば
元気な芽を出す。ともあれ精力的な野草です。
ただ 有毒植物で特に偏球形の地下茎や、赤く熟す果実は毒性が強いとのこと。


           ☆ ヤブレガサ

            ☆ ヤブレガサ
--よくぞ名付けた「ヤブレガサ」-- 私はこの草に惚れ込んでいます。
全く昔の番傘のように開きます。開き切ったら 番傘が破れた如く、雨降は
雨がじゃじゃ漏れです。人生総て 完璧より不完全がいい、私はシンメト
リックよりアンフォルムに魅力を感じます。


花は咲きます。それがまた見るに堪えないお粗末なものですがそれはそれ。
傘が開く前の若葉は食用になります。


                    ☆ キチジョウジソウ(吉祥寺草)


野生種でキチジョウジソウほど雑草に近い植物は少ない、したがってかなり
ぞんざいな取り扱いとなるが、一旦花の茎が伸び小花が咲き始めると
「こりゃまた面白い可愛い花だこと」となる。

花の咲く頃、葉先が少し枯れる場合があるので、切ってやると結構見事な
山野草だと思う。


           ☆ イカリソウ
その昔山野を駆け巡っていた頃、イカリソウは何処にでも自生しており、珍し
い野草ではなかった。それをどこでか採取して持ち帰えり鉢に植えた、それが
今だに鉢の中で生きている。
数年前までは黄花イカリソウと紫のイカリソウの二種を育成していたが、何時
の間にやら黄花は消えてしまった。
イカリソウは生薬としても用いられ、葉を食べた牡牛は精力が強くなり、よく
繁殖したという。


            ☆ フウラン
和歌山、山野草店で買い求めて四十年、長持ちして株も大型になっています。
花が美しく、香りもよく、茎は短く直立し、隙間なく葉をつけます。
庭に出るとほのかな匂いが広がります。


風蘭は成長が遅い。年間に生じる葉は一本の茎に2~3枚程度です。それで
も初夏には白い清楚な花を咲かす一服の清涼剤です。


             ☆ セッコク
古典植物としても名高い長生蘭。私が和歌山洞川の船つき場で買い求めて
四十年、まこと大株になり毎年たわわに花を咲かせます。


セッコクは古くから日本で栽培されており、江戸時代は長生草、大正以降
は長生蘭という縁起の良さそうな名前で親しまれてきたそうです。


セッコクは花も楽しめるが、古典植物として、葉と茎も鑑賞する山野草で
す。江戸時代の園芸文化を語るに欠かせない植物の一つだとのこと。


            ☆ トワダアシ
十和田アシは、日本各地の湿地に自生する湿地植物でクサヨシの仲間で多年草、
地下茎を伸ばして湿地に群生しているそうです。


私は二十数年来、トワダアシを鉢で育てていますが、生命力が強く湿地でなく
ても、少々乾燥しても絶えることはありません。
この植物の魅力は、葉っぱが白とピンクの美しい縦縞斑が入り、観葉植物とし
て重宝しています。


        ☆ キイジョウロウホトトギス 
「キイジョウロウホトトギス」は、つややかで鈴の形のような黄色の花をつけ、
地元では「山里の貴婦人」とも呼ばれているそうです。。
名前の由来は、紀伊(キイ)は紀伊半島。上臈(ジョウロウ)とは江戸幕府
大奥の職名で優雅な貴婦人という意味からこの名がついたという。


紀伊半島南部の、山中の湿った崖に生え茎を垂らす。古くから鑑賞価値の高い
ものとされ『紀伊続風土記』に「黄杜鵑草(きのほととぎすそう)、那智山中
に産する奇品なり」記されているとのこと。現在も山野草として、また、
切り花、茶花としても利用されて評価の高い植物です。
私は四年前にある園芸店で一本の苗を見つけ購入したが結構な値段でした。
     (環境省レッドリスト:絶滅危惧II類 VU) 


           ☆ ヤマブキソウ
三十年ほど前、四国愛媛県山中の無人山野草販売店で、黄花の可憐な花を見つ
けた。1ポット350円位いだったか? それがヤマブキソウで、ずーと我が家
で生きている。ヤマブキソウはケシ科クサノオウ属の多年草とのことで4~5月
ころに花の見ごろを迎えます。

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