日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録

庭に咲く花。中でも日本桜草の容姿に
ついて、画像を見ながら観賞していき
たいと思います。

さらに名刹めぐり、旅の記録をとりま
とめてみたいと思います。

名刹の旅 no8 :「書写山・圓教寺」


    摩尼殿  西国三十三ヶ所巡りの朱印はここで行われる


  大講堂  大講堂:食堂:常行堂 が コの字に並び「三之堂・
       みつのどう」と呼ばれる


        ケーブルカー山頂

        まず圓教寺の仁王門をくぐる


書写山・圓教寺は「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、
西国三十三ヶ所の中でも最大規模の寺院である。


圓教寺は、約一千年前に(康保3年)性空上人によって開かれ
た聖地で現在は天台宗の別格本山であり播磨の名刹である。


私も、西国三十三ヶ所巡りの第二十七番札所として、春と秋、
二度お参りしたが、新緑の萌ゆる春の美しさは まことに素晴ら
しいものであった。


姫路市の北西部に位置する標高371mの書写山。まずロープ
ウェイで山頂に登ると、そこには仁王門を通して広大な書写山・
圓教寺の境内が広がる。


             十妙院


          瑞光院


この広大な山頂は三つの谷に分かれている。 


「東谷」は、仁王門をくぐり、ゆるやかな坂道を歩いて
      十数分の距離で、寿量院、圓教寺会館、
      十妙院と見ることとなる。


「中谷」は、「権現坂」と称する下りの階段になり下りき
      ったところに「摩尼殿」が聳え立つ。
      この巨大な規模の建物は、大正10年に焼失した
      後に再建され、昭和8年(1933年)に落慶した
      と記されている。再建は伝統様式による木造
      建築でその木組みの素晴らしさに目をみはる。




「西谷」は、有名な大講堂・食堂・常行堂のいわゆる「三つ
      の堂」と「奥の院」がある。


      大講堂(本堂)は、広場を囲んで右に、正面に
      食堂、左に常行堂の3棟がコの字形に並ぶ。


      なにしろ巨大な建物ばかりで圧倒されそうだ。


    大講堂には、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩が安置。
    食堂には、寺内にあった諸仏像を集め、絵画などの
         寺宝が展示。
    常行堂は、本尊阿弥陀如来坐像を安置
         と記されているが、私は三棟の内部の拝観は
         できなかった。


    さらに築地塀で囲まれた中には、姫路藩主、本多家
    の墓所があり、本多忠刻に仕え殉死した宮本武蔵の
    養子、宮本三木之助などの墓もある。


   正面が常行堂:右が食堂

 正面が大講堂 左が食堂
    

 

  本多家の墓所

護法堂 右が乙天社 左が若天社で 書写山の鎮守と言われている。 


初秋、書写山にお参りしたとき、帰り路の一ヶ所に「椎の実」
がいっぱい落ちていた、それを拾っていると道行く人から「何を
拾っているの」と話しかけられ「椎の実ですよ、炒って食べると
すごくおいしいんです」と答えたのですが、現在では椎の実の
味を知らない人が多いのではないでしょうか。


戦時中などは「村の鎮守」と言われた神社の森には、椎の大木な
どがあり、落ちてる実を拾ってよく食べたものです。どんぐりと
の違いは、小粒で茶褐色のうえ先が細く尖っています。
西国三十三ヶ所では、時期にもよりますが「石山寺」で椎の実拾い
をした記憶があります。

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