名刹の旅 no11 :「三千院」
三千院の紅葉(1)
三千院の紅葉(2)
京都大原三千院、ここも紅葉が映え一旦庭園に入ると別世の感じを受ける。庭は
清く美しく、その中を多くの観光客が賑々しくあとを絶たない。機会があればこ
の季節をさけての散策がいいのだが。
そして一人静寂の中で想うこと・・・・・
「女ひとり」 やはりこのイメージは強烈だ・・・・・
京都大原三千院 恋に疲れた女がひとり
結城に塩瀬の 素描の帯が
池の水面にゆれていた
京都大原三千院 恋に疲れた女がひとり
[作詞:永 六輔 作曲:いずみたく 歌手:渚ゆう子]
まず三千院門跡の看板がかかる御殿門をくぐると、境内北側には宸殿、客殿と
それらを囲む有清園、聚碧園と呼ばれる池泉回遊式庭園がある。
この庭園、こじんまりとしているが、行き届いた造形美はまことに素晴らしい。
ここで小休止をとり、南側の庭園に入る。
山門(御殿門)は観光客で賑わう
庭園は上下2段にわかれ上を有清園、下を聚碧園という
南側の庭園には往生極楽院があり、内部には国宝の阿弥陀如来と脇侍像
(阿弥陀三尊像)が安置されている。目前で拝観できるのことはありが
たい、後は広い庭園をゆっくりと散策することなる。
往生極楽院 紅葉と青い苔に魅入る
三千院は三千院門跡とも言われる。
開祖 : 伝教大師最澄上人
宗派 : 天台宗・門跡寺院
本尊 : 薬師瑠璃光如来(秘仏)
勝手神社に向う参道
奥の広場で紅葉祭り
門跡とは、広辞苑によると
1:祖師の法灯を継承し一門を統領する寺
2:皇子貴族などの住する特定の寺