日本桜草の魅力 : ぼんやりとかすんで見える「朧月夜」
国民小学校で習った朧月夜、私たちの年代は誰もが
口ずさむことの出来る名曲です。
1、菜の花畠に、入日薄れ
見わたす山の端(は)、霞ふかし
春風そよふく、空を見れば、
夕月かかりて、にほひ淡し
2、里わの火影(ほかげ)も、森の色も
田中の小路をたどる人も
蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も
さながら霞める朧月夜
朧月夜は歌詞の2番「さながら霞める朧月夜」
から「ぼんやりとかすんで見える春の月」の
イメージが強いと思うのですが-----
では朧月夜はいつの日なのでしょう。
一説には「朧月夜というと、挿絵には満月が描かれていることも多く、
満月をイメージする方も多いかもしれませんが、実際には朧月夜の
月は、三日月と考える方が、歌詞のニュアンスからは自然である。」
ととなえる方もおられます。
いずれにしても、田舎では 昔も今も、山里に
夕日が没してからの自然は、幻想的な情景につつ
まれていることでしょう。
日々騒音の中で暮らしている私には、この詩は
心のふるさとなのです。
桜草の朧月夜にもその雰囲気が感じられたらいいのですが。?