朝日潟は明治の後期に作出された品種です。
それから110年間位作り続けられてきた品種ですから、それなりに好かれる
要因があるのでしょう。
花型をよく見ると、表薄紅ぼかしで裏は薄桃色、花弁は大輪に咲き、色合い
が個性的で艷やかに咲いている。やはりこの品種も飽きのこない品種で持続
したい気持ちが湧くのも当然のことなのでしょう。
日本桜草は人によってのみ生きてゆける植物です。年々に維持することが
難しいから、愛好家も少ないし高齢化している。桜草の保存継承には、若
い時から「はまってしまう」人が適しているのだが。
日本桜草は重宝な古典植物ですが。絶やすことは全く容易な植物なのです。