名刹の旅 no18 : 岡寺(東光山岡寺龍蓋寺)
★ 岡寺の伽藍風景
岡寺は、奈良県明日香村の東、山の中腹にあり 岡寺のすぐ近くに 駐車場が
ある。そこから少し歩くと山門に(仁王門)に到着する。
仁王門前からの風景は、さすが飛鳥地方きっての古刹だけにしっとりとした
風情があり、本堂などはその奥、石垣の上に建ちならぶ。
★ 仁王門
★ 参道
仁王門から眺めると、門前は急な坂道となるが、広がる明日香は素晴らし
い風景となる。(車ではこの道は通らず東寄りの横道から駐車場に入る)
岡寺は 奈良県の明日香にある真言宗豊山派の寺で、寺伝によるとおよそ
1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立された。それ以降日本
最初の厄除け霊場として信仰を集めている。
西国33か所所 第7番札所
開祖 : 義淵僧正
ご詠歌: 露岡寺の 庭の苔 きながら瑠璃の 光なりけり
ご本尊: 如意輪観音
現在は正式名「岡寺」ですが
山号は 東光山
院号は 真珠院
法名は 龍蓋寺 となっている。
★ 駐車場の横から明日香の風景を眺める
★ 駐車場から歩いてすぐに仁王門
★ 手を清め階段を上がると本堂前の境内が広がる
★ 本堂(1)
★ 本堂(2)
★ 本堂前の境内を右に上り三重の塔を見る
さて岡寺には、厄除け霊場として、次のような伝説がある。
龍(悪)が飛鳥の地を荒し農民を苦しめていたので、義淵僧正がその法力を
もって池の中に大きな石で蓋をして封じ込め改心させた。そのことから龍に
蓋をする「龍蓋寺(りゅうがいじ)」と名付けたそうな。
その後、悪龍は改心し善龍となって今も池に眠ると伝わる。その池は現在も
境内に存在しており、蓋である大きな要石を触ると雨が降るという言い伝え
も残っている。
また悪龍の厄難を取り除いた事から、岡寺は現在まで厄除けの寺
として参拝者は多い。