日本桜草の魅力 : 艷容なり・楊貴妃
桜草の中にも、楊貴妃という妖麗な花がございます。
楊貴妃は、中国の古代四大美人(楊貴妃・西施・王昭君・貂蝉)の一人であり、
姓は楊、名は玉環と申します。
中国、唐代の皇妃でしたが、玄宗皇帝が寵愛しすぎたために「安史の乱」を引
き起こしたと伝えられ、楊貴妃は天子を骨抜きにした「傾国の美女」と呼ばよ
うになりました。
玄宗皇帝は、あれほど強大だった唐を、楊貴妃いう一人の絶世の美人を溺愛す
るが故に、晩年になって政治を顧みず、情熱を失い、唐を滅亡寸前にまで追い
込んでしまうのです。
では楊貴妃はどんな女性であったのでしょうかか、壁画等から推測して、容貌
に優れた、豊満な女性であり、また 才色すぐれ歌舞をよくしたとあります。
初め玄宗の皇子の妃となったが、玄宗が寵愛し自分の
第二夫人にしたのですね。
では桜草の楊貴妃ですが、花は丸花の大輪で、桃色に艶があり、ほんのり
とした色気をだしています。