名刹の旅 no28 : 夜の東大寺・なら瑠璃絵
★ 二月堂からの夜の景色
★ 地上から二月堂を見上げる
2月8日から14日まで、奈良東大寺界隈は「なら瑠璃絵」のイベントで、
夜の明かりについての行事、建造物のライトアップ、又は光のオプジェの
祭典が行われます。
今回は息子にすすめられ家族四人、二月七日に猿沢の池の畔に宿を取り、
夜の東大寺周辺を散策しました。
まずタクシーで二月堂へ行き、堂内から夜の東大寺周辺を、運転手さんの
親切な説明を聞きながら展望しましたが、空は暗く街の灯りのほか、殆ど
なにも見えません。
ただ、二月堂内を照らす灯は総べてともされ、天井から釣り下げられた灯籠
の形と影が多様の変化して、何とも言えぬ不思議な雰囲気を感じました。
★ 二月堂の釣灯篭
★ 二月堂内のいろいろな釣灯篭
当日は月の光もない真っ暗な空ですが、地上のイベント会場は、照明と
自動車のライトの光で結構にぎにぎしい感じです。
さらに明日からの「なら瑠璃絵」のリハーサルのためか、一部の会場は
ライトアップされて、その周辺はまばらな人通りがあります。
私たちの目的は、夜の奈良を見学すること、更に「なら瑠璃絵」の光の
オプジェを見ることです。
丁度、前日から入場できる特別券があり「奈良春日野国際フォーラム
甍~I・RA・KA」館内に入ると、奈良公園にかけての広い場所に繰り
広げられる「光のオプジェ」が見えます。
そこには青を基調とした瑠璃色の深い景観が広がり、光のよる幻想の深
み、それぞれなんと素晴らしことでしょう。
以前に「なばなの里」で見た、余りにも見事な光の演出を思い出しましたが、
奈良には奈良の良さを十分に感じ取ることができる一夜となりました。