日本桜草の魅力 : 南京小桜
私が日本桜草を知つたのは、若い頃奈良御所市の、金剛山の山麓をハイキン
グしたおり、「高鴨神社」の境内の花壇に、鉢物で綺麗な花がいっぱい咲い
ていました。なんといい花だなぁ-と思い、花名を見ると「日本さくらそう」
とあります。
それから年が経ち、日本桜草を作り始めたのは定年後になります。
今日は、日本桜草の中で私が最高に入れ込んでいる品種「南京小桜」を
紹介します。
南京小桜は小花ながら、その可憐さが群を抜きます。まったく可愛い紅色の
梅弁、紅爪白(花の先が白の縁どり)が見事なので強烈に私を惹きつけます。
南京小桜は、現存している桜草の品種中最古のもで江戸中期:享保時代
(1716年から1735年)から作られていると言われています、それから
300年の間作り続けられ、今なを飽きられることがありません。