日本桜草の魅力 : ほほえみ
ほほえみは八重咲きの桜草です。
日本桜草は従来一重の花でしたが、静岡の加茂荘花鳥園において品種改良が
なされ、特に 今まで幻の存在とされていた、八重咲の品種群が作出されま
した。
珍しさもあって、新品種はまたたくあいだに人気をはくし、八重咲き品種は
今では300品種程作出されたそうです、私でもいつの間にやら10品種位
手元で育てています。
この「ほほえみ」も花弁の表が薄紅、裏が紅色、八重の部分が白と薄紅が混
じり合い、まこと可愛らしい花となっています。
私見ですが、八重の花は一重と比べると全般的に派手になります。
美しさ:可愛らしさ:派手さ:あざやかさ:と洋花の要素が強くなる感じが
します。
その点 一重の桜草には、優雅さ:奥ゆかしさ:しなやかさ:しとやかさ:
等を感じ取ることができ古典園芸として適しているように思うのですが?
どちらがいいかは見る人次第ですし、私も しいて言えば、花が良ければなん
のこだわりもありません。