日本桜草の魅力 : 秋茜
秋茜は、一風変わった花弁で、細かがり弁といい、きりりとした花形
です。その上、色は淡い紅のぼかしで結構人目を惹きつけます。
秋茜は、秋の夕焼けの空に最もよく見られる赤トンボのイメージから
命名されたのでしょうか。
茜色(あかねいろ)とは、薬用・染料植物であるアカネの根で染めた、
沈んだ赤色のことだそうでですが、夕焼けの空や雲を表現するのによ
く使われ、まことに自然豊かで情感的な言葉だと思います。
6月の桜草は、葉がかなりいたみ、葉が無くなるまで後僅かです。
梅雨に入ると潅水に気を使うことは無いのですが、水はけがが悪いと
根が傷むし、日照りが続くと葉がしおれるので、そんなことのないよ
う心掛けます。