婦人の礼服:十二重にのこる「唐衣」
7月17日、台風11号は四国に上陸し日本海に抜けた。
この影響で大阪は大雨が降り続いた。
我が家ではさほどではなかったが、庭に咲く花はかなり
のダメージをを受けた。
さて、今日のテーマは唐衣(からごろも)です。
桜草の唐衣は、謡曲中からの命名、と なにかに記され
ていたが。私はどうも着物の美しさから来ているのでは
ないかと思う。
花容を見れば、裏が紅、内が白、微かにかがり弁で、抱
え咲きです。この、はっきり、すっきりした色合いは、
やはり 古典的な美しさのイメージと重なります。
唐衣をWeb中の辞書では
1. 唐衣(からぎぬ )は、十二単を構成する着物の一つ。
女性の第一正装。唐衣はその一番上に着る衣
2. 唐衣(からころも)は、和歌において「着る」などに
かかる枕詞。在原業平の代表的な歌でよく知られている。
3. 唐衣(からごろも)は、箏曲の曲名。
4. 唐衣(からころも)は、中国から朝鮮に伝来した礼服。
女性が身に着けた。
また他の解説では、「大陸伝来の衣装とされ 、奈良朝の時代、
唐の装束が宮中で取り入れられるようにり。当初は、袖の無
い丈の短い上着であったが、平安時代以降、袖をつけるよに
なった。と記されている。
・・・たかが、一桜草の品名に、こだわることもないのですが・・・