春を告げる小鳥のさえずり:「鶯宿梅」
鶯は、夏は山地の低い林で繁殖し、冬から春にかけ
平地に降りて来ます。そして春を告げる小鳥として
美声でさえずります。さえずりでは情感的すぎるの
で春に鳴くとしましょう。
この鳴き声を楽しむために、古くは かなり飼育され
たのですが、今は鶯も目白も保護鳥になり飼育出来
なくなりました。
鶯は、季語として用いられるので読み方が特に多い
ようです。例えば老鶯(ろうおう)春告鳥(はるつげ
どり) 人来鳥(ひとくどり) 匂い鳥(においどり) な
どです。
桜草で、鶯に関連する花名に「春告鳥」「鶯宿梅」等
があります。二つとも手持ちでしたが、残念なことに
「春告鳥」はいつの間にやら消えてしまい、唯一残っ
たのは「鶯宿梅」のみとなりました。
今日は、それでを見て頂きましょう。
鶯宿梅は、梅咲きの極小輪で、花は蕾のままで咲き切
りません、それがまこと可愛いくて絵になる一品です。