ひと時の夕焼け空に魅せられて:「夕景色」は如何に
夕景色ですぐ頭に浮かぶのは童謡「赤とんぼ」の絵本。
日が落ちる西日を浴びて、赤とんぼを追っかける子供の姿。
大人は「夕焼け空が真っ赤っか」・・・・・と酒を酌み交わし
ながらカラオケで歌い、実際の夕焼けを見ることはない。
それから---
定年後にやっと時間から解放され、しみじみと夕景色を
意識するようになる。
大阪南部のわが町は、海岸から見る夕日が最も美しいと言
われている。特に和歌山の加太から見る夕日は素晴らしい。
加太国民休暇村では、夕食前のイベントとしてカーテンを
いっきに開け、大スクリーンに瀬戸内海に落ちる太陽を映
し出すように演出する。
それはそれは、美しい夕焼けの風景が展開し心に滲みこむ、
この情景を眺めながらの食事は、またとない美味だ。
2年前冬:久美浜の民宿から写す
だが桜草の「夕景色」は余り感動しない。これは一つには
写真のピンボケで、適確に花をとらえていない。
写真は上手く撮れない、ただ桜草の記録が大事と思い
シャッターをきる。