しとやか花、誰が付けたか:「還城楽」
還城楽は、花弁が広く、桜弁の抱え咲きで、淡い紫色に白の染
め出しがまことにおしとやかであり、少し気の弱そうな花に見
えます。
しかし、花名は誰が付けたか「還城楽」。
還城楽とは雅楽の舞曲です。赤い顔の面をつけた舞人が蛇を見
つけて、その蛇のまわりを舞うという伝統藝能で、多くの神社
が能舞台で舞を奉納します。
ネットからの説明では。「還城楽」は、唐の玄宗が反乱を鎮圧
して都に帰ったときに作ったと伝えられ、また西域の人が好物
の蛇を見つけて飛び上がって喜ぶところを舞曲にしたと言われ
ています。
日本桜草も2千種、3千種ともなると、銘名する言葉が思いつ
かない?あとは、平仮名かカタカナと思うが、日本桜草は昔か
ら漢字のほうがよく似合います。
それでも還城楽とはあんまりな・・・・
桜草は一旦名付けると、その花名に、作者の何らかの思いがあ
るのではないかと勘ぐります。やはり桜草は花のイメージと何
らかの、かかわりがないと観賞にも困ります。