日本桜草の魅力 : 品の良い野生種 「三良坂」
「三良坂」みらさかと読むのだろうか?
手元にある桜草の資料で、品名「三良坂」については記載がない。
しかし地方名としては、広島県三次市にかってこの町名が存在して
いた。
これはきっと野生種でその地方で自生していた桜草であろうと思うが、
全然確証は無い。
花容を見て、この薄紅色と花びらの形は桜の花びらに近く、野生種に
はこの種の花弁の形が多い。
いずれにしても「三良坂」はまことにすっきりとして品が良く好感が
もてる桜草である。
11月も後僅かになり、桜草を3分の2程植え替えたが、かなりの量が残った。
植え替えを終わった桜草は、この冬越しに寒さや凍てに対処するため落ち葉を
かけるなどして直接寒気を受けないように気をくばる、特に冬期の乾燥には気
けるなどして、しずかに冬越させることが大事である。