私はいろんな花の中で、特に素朴な山野草が好きなのですが、いざ育ててみ ると あまり目立たないせいかどうしても粗末に取扱ってしまう。 しかしながら山野草には野生の強靭さがあり、どっこい毎年生きていてその 存在を強く主張します。 ☆ シシヒトツバ ☆ ... 続きをみる
日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録の人気ブログ記事
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覆輪(ぷくりん)とは、骨董品(金物)などに施さ れている、飾りのようなものと思っていましたが、 思い違いをしていたようです。 覆輪とは、金物は勿論、衣類にも、植物にも多く使 われている用語で、外側の部分が、ほかと違う色で 縁どられているという意味でした。 ... 続きをみる
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スパラキシスは小球根から花を咲かせます。 花後は無数の種ができ、それが ばら蒔かれ来年には発芽します。 その翌年、3年目には花をさかすでしょう。 とにかく強い球根花で、ほおっておくとこれまた無数に 増えていきます。自然交配のため花色も多種多様でどんな花が咲くか 分かりません。全く手間がかからず、雑... 続きをみる
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日本桜草は本来八重咲きはありませんでした。 それが静岡県掛川の 加茂菖蒲園において1983年に八重咲の性質を持つ個体が発見され、 これをもとに八重咲の改良を行い、八重咲の桜草を作出することに 成功したと資料にあります。 以下私が育てた八重の桜草を紹介します。 ... 続きをみる
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当桜草の品名は「天晴(あっぱれ)」です。 江戸末期に作出された品種で、かなり長期にわたり作り続けられ、今もなお 華やかに咲き誇ります。 特に花の色が紅から底白に変化していくところが魅力的です。 古典園芸植物 : 日本サクラソウの魅力 「日本サクラソウ」は、少なくとも江戸時代(寛文年間:1660年頃... 続きをみる
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「だいりきむそう」とは大層な花名です。桜草の場合 品種が固有名詞なので、どんな花名を付けようがどう ぞご随意に、とは思うのですが。 それが この大力無双は、江戸時代からの古花で逸品 と評価され、今に伝わる名花なのです。 しかしながら育成に当たっては性質が弱く、繁殖力も 弱いとされています。 花は豪... 続きをみる
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私の所持する桜草で、金のつく品種名は「金孔雀」 と「金秀花」の僅か2品種ですが、共に華やかさに かけては桜草随一です。 花びらを見ると、紅を基調に白が滲みこみ、 弁は鑼弁で広い。 桜草は、清楚・可憐・優雅・な風情が良しとされて ... 続きをみる
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★ 濡燕 ★ 朝日潟 (濡燕と全く良く似ている) 濡燕は、古くは俳句の「春の季語」に入っていたようで、語呂がいいから かなり使われていた言葉なのでしょう。 燕は「燕が来る家は長者になる」という諺があり、田舎では農家で大事に 保護されてきました。 私の生家で... 続きをみる
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若い頃、子供が出来たら男の子は太郎、女の子は花子と名付けようと きめつけていた友人がいた。 うまいことに初めの子は男の子で、さっくに太郎と名前をつけたが、 二人目は女の子ではなく、同じく男の子の誕生だった。 そして その後は、花子と名付ける機会は失われた。 花子とは、女の子... 続きをみる
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八ヶ岳は野生種です。八ヶ岳周辺の何処かに自生していたのでしょう。 野生種には薄紅系(桜色)と、白咲きが多いのですが、この八ヶ岳も 純白の桜弁で、非常にすっきりした清潔感があります。 桜草の自生地として有名な、埼玉県荒川上流の田島ヶ原は、大正9年に 国指定の天然記念物に、昭和27年には特別天然記念... 続きをみる
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(1)春湖 今年の桜は一昨日の風雨でいっぺんに散りました、春の嵐は季節風とは言え花に とっては無惨です。 我が家のメインフラワー、日本桜草もかなり傷みましたが、それでもまばらです が咲き出しました。桜草の咲く本番は二週間後となりそうです。 ポット植えの桜草も咲き出すと愛着が出... 続きをみる
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朝日潟は明治の後期に作出された品種です。 それから110年間位作り続けられてきた品種ですから、それなりに好かれる 要因があるのでしょう。 花型をよく見ると、表薄紅ぼかしで裏は薄桃色、花弁は大輪に咲き、色合い が個性的で艷やかに咲いている。やはりこの品種も飽きのこない品種で持続 したい気持ちが湧くの... 続きをみる
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陽炎(かげろう)は 江戸時代に作出されたと言われています。 花をみると、かがり弁で少し受け咲きになります。花の表が純白 で裏が薄鴇色となり、この色合いが花の優しさを醸し出します。 桜草には盛衰の歴史があるようです、鈴鹿冬三の書によると、流 行の初期は享保時代(1716~)から。黄金時代は、天明から... 続きをみる
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朱鷺(とき)も鴇(とき)も同じ鳥の意味ですが、 一般的に鳥の場合は朱鷺の字を使い、色の場合は 鴇の字が使われているようです。 桜草の朱鷺の雛(ときのひな)は江戸時代からの 名花と言われ、初々しく、しかも品があるので今 だに愛好者も多く、桜草に朱鷺に勝... 続きをみる
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庭のあちこちに華やかなグロリオサの花が目立ち始めました。 グロリオサは「炎のゆり」と呼ばれるように、燃えるが如く 咲き乱れています。画像も、花が華やかなのでそれに合わせ て少し飾ってやりましょう。 グロリオサの球根は、ヤマイモやナガイモに似ており最初は、 植え付けるとき、どちらから芽が出るのか分か... 続きをみる
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夏バテで気力なく何することも億劫。 随分と長い間ブログに携わる気が起こらずに過ごしたように思う。 皆様のブログも十分に拝見できず申し訳のないことでした。 文語調が好きな友達から暑中見舞がきました。 その文面に、 筑前博多の聖福寺住持(1750~)仙涯義梵禅師 曰(ノタマ)ハク 「老人ヨ動キ回レ... 続きをみる
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桜草の「神通力」は、江戸末期に作出された品種と言われています。 今日まで永い間、作り続けられてきたのは、この花にはそれだけの魅力 があり、飽きられることがなかったからでしょう。 花びらを見ても、かすかにかがり弁でつかみ咲となり、花の色は内側が 純白で、裏はさえた紅色、まことに見栄えがいいしすっきり... 続きをみる
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昔、中国では仙境、即ち仙人が住んでいるという場所が二つあり、 一つは東の蓬莱山、そして西の崑崙山といいます。 そして東の蓬莱山では「東王父」が男仙(男の仙人)を統率しており。 西の崑崙山には「西王母」が女仙を統率していたと言われています。 「西王母」は玉皇大帝という道教の最高位の神様の奥さんで、女... 続きをみる
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シロバナヒガンバナ(ギントウカ) 彼岸花(曼珠沙華) 8月末、我が屋の庭に咲く花は少ない、しいて言えは彼岸花だが、 赤花は山野でこそ綺麗だが家の庭にはそぐわない、それでは白花 はどうだろうか。 白花は、鉢植えで5年前から咲かせている、球根は増えないがそ れでも、今年やっと3本の花が咲... 続きをみる
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平成28年7月10日 我が家の庭はグロリオーサが満開です。 グロリオーサはまことに華やかな花で、怪しい炎のように咲き、 必ず人目をひきます。蕾から次々と咲き登って行くので、かなり 長期に花を楽しめます。 特に切花として室内に飾れば部屋が一気に明るくなります、が ... 続きをみる
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青葉山松尾寺は、西国三十三ヶ所観音霊場の第二十九番札所です。 京都府舞鶴市の東、福井県との県境の、こんもりと茂った青葉山の中腹 に松尾寺の境内が広がります。 松尾寺を訪れたのは新緑の春、その日は雨、不便な所だけに車でのお参 りです。青葉山はしっとりとした木の葉がお寺を全体を覆い、新鮮な空 気と静寂... 続きをみる
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私が日本桜草を知つたのは、若い頃奈良御所市の、金剛山の山麓をハイキン グしたおり、「高鴨神社」の境内の花壇に、鉢物で綺麗な花がいっぱい咲い ていました。なんといい花だなぁ-と思い、花名を見ると「日本さくらそう」 とあります。 それから年が経ち、日本桜草を作り始めたのは定年後になります。 今日は、日... 続きをみる
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春がそこまでやってきました。 鉢に植え替えた桜草は今にも芽が出かかっている状態です. あと二ヶ月で桜草の花が咲き揃います。 三田自慢は、数少ない薄紫系の花で、優しさと品がよく、 私ごのみの品種の一つです。 さすがに~自慢と付くだけのことはあります。 この品種は、大正初期に作り出された品種で、 名品... 続きをみる
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桜草の花名は、登録して承認されれば何でもありの ようですが、この、夜半の月(よわのつき)はイメ ージとして同調できる、やさしいソフトな花模様な のです。 夜半の月とは、夜中に出る月のことで、会話で使う ことはまずありませんが、俳句など、詩的な情景を ... 続きをみる