日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録

庭に咲く花。中でも日本桜草の容姿に
ついて、画像を見ながら観賞していき
たいと思います。

さらに名刹めぐり、旅の記録をとりま
とめてみたいと思います。

名刹の旅 no43 : 醍醐寺

       ★ 准胝観音を祀る 准胝堂
        (2008年8月24日未明)に、落雷による火災で焼失


      ★ 上醍醐寺の伽藍配置(当寺HPカラ借用)
     
---参考---
如来には大別して、釈迦如来:大日如来:阿弥陀如来:薬師如来等が
あります。(如来は仏教の最高の悟の境地に到達した仏)


その中で、阿弥陀如来は四十八の大願があって、その一つの「往生願」
は、この如来を念仏する者、必ず往生することを約束します。
(往生とはこの世の生を終わって極楽浄土へ往って無限の生を享受)


阿弥陀如来には、補處の菩薩として観世音菩薩と大勢至菩薩が脇侍し
てその両脇に立ちます。


観世音菩薩は、自らも覺り衆生おも教化救済するために、勇猛に道を
求めて修行する仏さまです。
     
西国三十三ヶ所は観世音菩薩を祀る霊場です。前にも書いたが観世音
菩薩
には三十三の変形があり、本来の姿が「聖観音」で、ほかに
「千手観音」「十一面観音」「不空羂索観音」「如意輪観音」
准胝観音」等々があります。
     -----上記の要旨は「仏教のイコノグラフィー」より-----



今回のご紹介する名刹は「准胝観音」を本尊とした「上醍醐寺」で、
豊臣秀吉が晩生「醍醐の花見」をした、関西では余りにも有名なお
寺です。


醍醐寺は。「上醍醐」「下醍醐」「三宝院」3つ地域に区分けされ
ます。


醍醐寺の創建は貞観16年(874年)、准胝観音並びに如意輪観音を
笠取山頂上(標高450m)に迎えて開山され「醍醐山」と名付けら
れ、この山深い醍醐山頂上一帯を「上醍醐」といいます。


それでは、まず上醍醐寺から。


     ★ 上醍醐寺の登山道から周囲を望む

      ★ 登山道からの風景

   ★ 五大堂:正面に祀られる「聖宝太師像」

  

          ★

        ★ 開山堂  

         ★ 如意輪堂


上醍醐は、西国三十三所観音霊場第十一番札所です。


上醍醐寺へは車で行けません。西国三十三ヶ所で一番険しいといわ
れる道のりで、下醍醐から約1時間数十分、徒歩で山道を登ってい
くと、上醍醐に至ります。


醍醐山頂には、如意輪堂(重文)と開山堂(重文)五大堂、薬師堂
(国宝)、清瀧宮拝殿(国宝)と、本尊を祀る准胝堂、など、数々の堂宇
が点在しています。


次は下醍醐です。

           ★ 五重の塔

           ★ 金堂 平安時代(国宝)


   ★ 下醍醐寺の伽藍配置(醍醐寺HPから借用)


下醍醐寺は広大な敷地で上醍醐寺への入口です、金堂と観音堂そして

華麗でどっしりとした五重塔が聳えます。この塔は本当に見栄えがい

いし、写真を写したくなる被写体です。そこから少し行ったところに

上醍醐寺に入口の、登山門があります。


最後に三宝院庭園ですが、豊臣秀吉が同院を中心に有名な「醍醐の花

見」が開かれた。桜で有名な醍醐寺三宝院庭園はその時期に整備され

たといわれています。-----広範囲な拝観となるので割愛します------



所在地:京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
山号 :醍醐山、深雪山(上醍醐寺)
宗派 :真言宗醍醐派
寺格 :総本山
本尊 :薬師如来「上醍醐寺:准胝観世音菩薩」
創建年:貞観16年(874年)
開基 :聖宝
ご詠歌:逆縁も もらさで救う 願なれば   准胝堂は
    頼母しきかな
 



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