グロリオサ満開:負けじと「鬼百合」の競艶
山で咲いている「鬼百合」のムカゴを持ち帰り、庭にばら
撒いて十数年、今は庭のあちこちに育ち、賑やかに花を咲
かせます。
百合は大好な花で、以前より「笹百合」「山百合」「カサ
ブランカ」等、園芸店で買い何回も植え付けてきました。
それが殆ど失敗の繰り返しで2・3年で消えていきます。
特に「笹百合」の品の良さと、素晴らしい香りは自然の中
でひときわ目立ちます。しかし家で育てることは大変難し
いのです、やはり育つ環境の違いなのでしょうか。
一昨年6月大阪舞州のゆり園に行ったとき、広大な土地に
「すかしゆり」がいっぱい咲いているのに圧倒されましたが、
私はどちらかというと、山野の雑草のなか一本の笹百合を
好みます。
その点、「鬼百合」は繁殖旺盛です。ムカゴをばら撒きその
場所を少し耕しておくと、翌年には新芽が育つので絶えるこ
とはまずありません。
野性的で平凡な花ですが、これでも満開に咲くと庭は大いに
賑わいます。
また鬼百合の球根は食用にもなりますが、今は茶碗蒸しなど
食べる機会も無いし、必要な時は市場で買い求めます。
次からの写真は、はかなく消えた百合の一部です
笹百合は一本の茎に8花を咲かせたこともありましたが、
その百合は翌年に芽を見ることはありませんでした。
山百合は豪華な花です。鉢植えより地植がよかろうと、
植え替えると翌年には姿も見せませんでした。
カサブランカは白赤共に綺麗ですが、植えっぱなしで
消えていきました。
黄色系は少ないので大事にしていたのに残念