鉢植え桜草の用土:桜草は「小桜源氏」
それぞれの植物には、生きるためにそれぞれの環境に
属した用土に上に成長します。
野生種の桜草は、絶減危惧種とされており、自生地は
行きとどいた保護を行なっていますが、残念なことに
近畿では自生地はありません。
野生種は衰退の状況にあるのですが、逆に改良種はます
ます発展していきます。とくに加茂菖蒲園で開発された
八重の桜草は新しい品種を次々と作出しています。
改良種は、山里に地植えしても環境に馴染ます継続して
生き延びることは難しいようで結局桜草は鉢植えが主流
となります。
鉢植えで大事なことはまず用土です。通気性のある土なら
何でも良いのですが、私は 赤玉小粒と腐葉土を7/3の
割合で使用します。愛好家はそれぞれに工夫を加えられて
赤玉:腐葉土:畑土:砂:ビートモス:も含め適量に配合され
使用すると聞きます。
今日の桜草は「小桜源氏」です。江戸後期に作り出されたも
ので、かなり個性的な花模様です。
花弁が小粒で梅弁となり、花は淡い桃色の紅絞りが冴えます。
小型ながらあっぱれな品種です。