日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録

庭に咲く花。中でも日本桜草の容姿に
ついて、画像を見ながら観賞していき
たいと思います。

さらに名刹めぐり、旅の記録をとりま
とめてみたいと思います。

名刹の旅 no15 番外 : 鬼の舌震

★ 散策入口の駐車場です、ここから約2Kmにわたり渓谷沿いに遊歩道があり、
  片道約30分位の散策となります。ここにトイレがあるので便利です。



今回は 深まる秋を最後に、少し古寺名刹から離れて観光を主題としたい。


場所は、鬼の舌震(おにのしたぶるい)と読む渓谷。今まで聞いたことも
なかったが、島根出雲を巡るツアーコースで、観光のスポットとして紹介
されており、初めてこの渓谷を散策した。


島根県奥出雲町にあるこの峡谷、斐伊川支流の大馬木川上流に位置し1927
年、国の名勝及び天然記念物に指定された。正式指定名称は鬼舌振(おに
のしたぶる)と言う。


丁度紅葉の盛りで、渓谷沿に山河は錦色に染まり、遊歩道に沿って流れる
渓谷は急流が岩を削り、風化や水食によって出来た奇岩や怪岩がそれぞれ
に点在する。この景色はまことに見事なもので、その上 溪谷の両岸には
広葉樹林が広がり、光を受けて色とりどりに輝く。その光景は まことに
素晴らしいものであった。






  
与謝野鉄幹・晶子も「鬼の舌震」を訪れたとのことで、夫妻は
この奇勝に佇みいくつかの歌を詠んで楽しんだといわれる。   


なお名前の由来として「出雲風土記」に、
    
「阿伊の里に住む玉日女命を恋い慕った和仁(サメ)が、日本海より
斐伊川を夜な夜な通い来たので、姫は大岩で川をせきとめた、拒ま
れた和仁は一層烈しく姫を恋い慕った。」ことが記されており、  
その「和仁のしたぶる」が訛って、「鬼の舌震」と呼ばれるよう
になった。と伝えられている。


   



今は県立自然公園と指定されており、観光地として整備されているが
冬は豪雪のため遊歩道が危険のため観光は出来ないという。




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