日本桜草の魅力 : 玉芙蓉
玉芙蓉は江戸末期に作り出された品種です。
玉芙蓉と聞いただけで、おしとやかで優しいというイメージがありますが、
イメージにたがわず、ういういしさと、ふこやかさの感じを漂よわせます。
さすがに玉芙蓉は長期にわたり愛されただけのことはあります。
他にも、芙蓉には「木芙蓉(モクフヨウ・粋芙蓉)」と「水芙蓉(スイフヨウ・
蓮の花)」とあるようですが、いずれもしとやかで優しい女性を表現
する言葉としてあり、花言葉も「繊細の美」とか「しとやかな恋人」
となっているとのこと。
桜草の玉芙蓉も、イメージ負けはしません。
花の内側は薄紅のぼかしが入り、すっきりした色気と、それを包み込むよ
うに咲く感じは、はじらいのあらわれでしょうか。
★ 本日(3月13日)、日本桜草の芽が動きはじめています。栽培上
とくに注意する点は、葉が茂るにしたがって水分をたっぷりとやる
ことです。
施肥には気をつけましょう、多いと葉ばかり茂って
花とのバランスが崩れます。