日本桜草の魅力 : 水の音
春 一段と暖かくなり、桜草も芽から葉へと精気をつけてきました。
鈴鹿冬三著書の日本桜草について、江戸時代のサクラソウに関する記述の
中に「桜草作伝法」があり、その表現が真意をついているので紹介します。
「花の位を六段に定める。
1:無極 2:玄妙 3:神奇 4:絶倫 5:雄逸 6:出群
とし、同好者でグループを結成し、八十八夜の頃「開花会」を開き、花の美
しさを競わせた」 とあります。
この花の位の六段は、花を観賞するのには古い言葉でありますが。今でも
桜草愛好家にとっては、それぞれに現在でも通用する含蓄のある観賞方法
の一つであろうと私は思います。
今日、紹介する桜草は「水の音」です。
新花ですが非常に素直な感じを受けます。