日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録

庭に咲く花。中でも日本桜草の容姿に
ついて、画像を見ながら観賞していき
たいと思います。

さらに名刹めぐり、旅の記録をとりま
とめてみたいと思います。

名刹の旅 no37 : 穴太寺(あなおうじ)

      


          ★  仁王門

          ★ 本堂

          ★本堂前の牡丹


穴太寺を訪れたのは春、丁度牡丹の花が咲く盛りで、丹精に育てられた鉢植
えの牡丹が、太陽の陽を浴びて精いっぱいに 咲いていた。


三十三ヶ所の寺院の多くは奥深い山中に有るのが、このお寺は広々とした閑
静な田舎の真ん中にある。


仁王門をくぐると正面に本堂がずっしりと構え、左手には新緑に囲まれ多宝塔
が優美な姿で立っている寺の規模は大きくはないが バランス良くまとまった
お寺で、安らぎの気持ちを覚える名刹である。


 
穴太寺は、京都府亀岡市にある天台宗の寺院。慶雲二年(705年)文武天皇の
命により大友古麿が薬師如来を祀ったのが始まりとされ。山号を菩提山)と
称し、本尊は薬師如来、札所本尊は聖観世音菩薩。西国三十三所第21番札所
となっている。


     宗派  : 天台宗
     本尊  : 薬師如来:札所本尊は聖観世音菩薩
     住所  : 亀岡市曽我部町穴太東ノ辻46
     寺社名 : 菩提山・穴太寺 西国三十三番巡り第二十一番札所
     開基  : 伝・大伴古麻呂、文武天皇(勅願)



   ご詠歌 : かかる世に 生まれあう身の あな憂やと 思はでたのめ
                   十声一声


         ★ 正面左手の多宝塔

     ★ 多宝塔正面


-- 縁起 -- 


宇治宮成という神仏を信じない乱暴な男が、信心深い妻にせがまれて
感世という仏師を招き 聖観音像を刻んでもらった。そのお礼に葦毛の
馬を与えるが惜しくなって取り返そうと、帰路中の仏師を白羽の矢で
射殺する。


家に帰りふと観音様を見ると、その胸に矢が刺さり血が流れている。
慌てて厠に行くと取り戻したはずの馬がない。 いそいで京の感世の
ところにいってみると、途中盗賊にあったが無事帰ることができた
という。さては観音様が身代わり になられたか」とさとった宮成は
罪を悔い仏道に入ったという。


この観音様が本堂に安置され、今は秘仏とされて33年目に一度だ開扉
されるそうだ。




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