日本桜草の魅力:「名刹」旅の記録

庭に咲く花。中でも日本桜草の容姿に
ついて、画像を見ながら観賞していき
たいと思います。

さらに名刹めぐり、旅の記録をとりま
とめてみたいと思います。

江戸時代からの古花で名品:「錦鶏鳥」


               

      

 

   三省堂大辞林では、錦鶏鳥について次の記述がある。


   「キジ科の鳥。雄は全長約110センチメートル、尾羽が70

   センチメートルほど。雄は黄金色の冠羽があり、襟は黄と
   黒の横縞、他は朱と黄と黒の羽毛が混じり、華麗な羽色を
   もつ。雌は全身褐色で暗褐色の斑点がある。中国西南部高
   地の原産。江戸時代から飼い鳥として輸入された。」


     NHK:鈴鹿冬三著書にも桜草の「錦鶏鳥」について

     「江戸時 代の古花で名品の一つ」と記されており
      昔からの人気の高さ がうかがわれます。


     花容は、花弁の切れが深く派手な作りで一見人目を
     惹きます。この花は「錦鶏鳥」の美しさと類似させ
     て命名されたので しょう。三百年近く作り続けられ
     た、今だに人気品種なのです。

ほんのり色気のチラリズム:浮世絵女性の「艶姿」


   
   「あでやか」という言葉は、私たちの年頃では奥深い意味    

   を持ちますが、 今の若い人にはピントこないのではないで

   しょうか。


   「艶姿:あですがた」という言葉は女性の着物姿には欠か

   せない表現の 一つだと思います。 それが桜草にも「艶姿」

   の品名があり 昭和初期に作出された比較的新しい品種なの

   です。  


   花を見ると花弁の表は清楚な純白で、裏側には淡紫のぼかし
   がかかり、やや狂い咲きに咲く花びらは、何とも言えない

   あでやかさを感じます。

   艶姿は、言葉ようにほんのりとした色気を発散させ、男の感性
   を優しく挑発します。


   私はそのように感じるのですが如何なものでしょう。

   チョット考えすぎかな??

  
   でも美しいので人気があります!!

冴えた夜空に満点の星:「流れ星」に願いをこめて


     少年時代に終戦を迎え、食べ物も、着る物も無い貧
     しい頃。田舎育ちの私は、兄と共に農業の手伝いを
     よくやらされた。


     手伝いでも百姓仕事は大変で、いつも思うことは憧
     れの都会に何時かは出たい思いであった。


     その頃の夜空は、冷たい程冴えて澄みわたり、そこ
     に満点の星の輝き、ときたまおきる光線の流れ。


     流れ星は、流れている間に願いごとをすると叶うと
     いう言い伝えに、自分も何となくお願いしてみよう
     と口ずさんだことか、都会に出たい気持ちも願いの
     一つかもしれなかった。


      桜草「流れ星」はきらびやか花です。比較的新しい     
      品種で「浪華さくらそう会」の会長「山原」さんの
      作出と記録にあった。 


     私も「浪華さくらそう会」の一会員として、当会の
     恩恵を受けている一人です。